DNP Centuria が生産終了になったので、常用フィルムを探さなければならなくなった。色味等を特に気に入っていた訳ではないが、スキャナーで取り込んでからレタッチするには扱いやすい色味だったので、常用フィルムにしていた。フィルムのカールが強くてスキャナーにセットしづらかったのだが、値段が安いのでそこには目を瞑っていた。
特に愛着があった訳ではないが、今まで在ったものが無くなるというのはやはり都合が悪い。ネガフィルムは普通にプリントされた写真をアルバムや額に入れて飾っておくだけなら、どれも扱い方は同じだが、スキャナーで取り込んで色を調整して画像データを作ろうとするとフィルムの銘柄ごとに上手くやるコツが違うと思う。
自分はフジフィルムのネガが苦手だ、どうした訳か上手くいかない。だからといってフジフィルムのネガが悪い訳ではない、単に相性みたいなものだろう。ポジとモノクロはフジフィルム製を愛用している。
そういった理由でいきなりフジフィルム製は候補から外れる、Kodak製のネガは発色は好きだがフィルムのカールが強くて扱いにくい。Centuriaほど安価でもない。Ektar 100には興味があるが、Ektar現像云々がどうも納得いかない、普通のC-41現像処理でも現像できるのだから普通のネガフィルムだろうに、店員に聞いても要領をえない回答で割高な現像処理を勧められる。
げっ、これじゃ使えるネガが無い…写真屋のカゴに置いてあるKodakの業務用が安くて良いかもしれないが、フィルムのカールが強くてスキャナーのガラス面に接触してニュートンリングができてしまう。こいつをPhotoshopでごまかすのは少々面倒くさい。
藤沢のビッグカメラのフィルム売り場で「素直にフジのネガでも買おうかな…」と思っていたら見慣れない箱を発見した。なんとAGFA Vistaの100と400が置いてあるではないか、今まで横浜まで行かなければお目にかかれなかったのが、いつの間にか近所で買えるようになっていたとは、そういえばビッグカメラにもHOLGAのカメラが置いてあったりするからAGFAも扱うようになったのかもしれない。
とりあえずVista 100を2つ購入して、翌日には江ノ島に試し撮りに行ってみた。
江ノ島の弁天橋の途中に個人的な定点撮影地点があるので、去年の秋にCenturia 200で撮影した時と似た条件(時間帯とカメラ・レンズの種類)で撮影して比べてみることにした

これが、去年 DNP Centuria 200 で撮影した写真

そして、これが今回 AGFA Vista 100 で撮影した写真
カメラは共にMINOLTA α-Sweet レンズはSIGMA MINI ZOOM MACRO 28-80mm f1:3.5-5.6 露出はカメラ任せで気象条件も違うので厳密にはイコールコンディションではないかもしれませんが、発色の違い等を検証するには充分だと思います、あくまでフィルムの違いを検証するのが目的なので取り込みはスキャナー任せでPhotoshopではサイズの変更以外は一切手を加えていません。
並べて見るとずいぶん違います、Centuria の浅めな発色はそれ自体が好きな方にはもちろん、Photoshopでも扱い易いのでデジタル化するのが楽でした。一方AGFAの方が記憶色には近い発色だと思います、なによりフィルムのカールがほとんど無くてスキャナーで扱いやすいのが良いです、これが決め手になり今後の常用フィルムは AGFA Vista 100 で落ち着く事にしました。
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